今回のLineageシリウス名鑑解説は、「ラディン氏」さんです。
まずは名鑑の記載内容。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの首謀者とされたウサマ・ビン・ラディンから取った名前ですね。
私は、彼の名を全チャ（全体チャット）で見て、一発で覚えました。
同じような人は多かったと思います。
全チャで……といっても、彼は全チャ厨というわけではありません。見かけた全チャはほとんどトレードのものです。
普通の人の商売全チャはすぐ忘れますが、「ラディン氏」は一度見れば忘れない名前だったので、それで印象に残っていたわけです。
単に「ラディン」という名前は既に取られていたのか。それともニュースでは主に「ラディン氏」と表記されていたので「ラディン氏」にしたのか。そのあたりはわかりません。
ですが、「ラディン」よりも「ラディン氏」のほうがすぐに「あのラディンだ」となります。見る者に強烈なインパクトを与えました。
結果的には、その選択が彼を早い段階で有名人にした、ということになりそうです。
βテストのころでは、狩りでは使えない武器とされていたものの、2セル攻撃ができる武器ということで主に戦争やボス狩りで使用されていました。
そのBECを、突如ラディン氏が+10を40Mで売りに出す事件が起きます。
時期は2002年の1月だったと思います。
名鑑には「引退OEで」と書かれていますが、私の記憶では、売り出された時期は彼の引退の日（後述）よりも前だったような気がします。
なので引退OEで作ったのかどうかは少々疑問に思っていますが、引退OEを引退日にしなければならないというルールもありません。本当に引退OEだったのかもしれません。
「Sell +10bec 40M wis plz」
この全チャを私も当時生で見ていましたが、売れていませんでした。
まあ当然です。このころは40Mも払える人なんていませんでしたので。
その後は名鑑に書かれているとおり、n-daiをさらに貼って蒸発したと風の噂で聞きました。
で。
当時話題になったのは、「+10BECなんてそもそも実在したのだろうか？」ということでした。
+9武器ですら希少な時代です。
+10武器は仕様上存在しえないという噂すらも流れていましたので、「+10BECというのはラディン氏のネタだったのではないか」という説もかなり有力とされていました。
焼失してしまったとなっては後から確かめる手段もありません。結局、当時の人たちにはわからないままということになっていました。
なので名鑑の管理人さんも「+10Becが実在したかどうかは未確認」としていたのだと思います。
ですが。
一つ、証言が存在しました。
それを紹介したいと思います。
このブログで取り上げているシリウス名鑑は、この手のサイトで一番古いものです。『初代シリウス名鑑』という言い方もされていました。
その後もシリウス名鑑の後追いサイトは多数存在しており、その中の一つに、ユーザーが口コミのようなかたちで投稿していくサイトがありました。
そしてそこのラディン氏の項目に、封島さんというおかたがコメントをされていました。
「+10BECは確かに存在しました」
そこにはそう書かれていたのです。
この封島さんというかたは『封島血盟』なる血盟を立ち上げて有名になったおかたです。
ラディン氏の所属クランは記憶が確かならば爆岡組。封島さんも爆岡組にゆかりのある人物だったはず（たぶん……）なので、信憑性が高い証言では？ と思います。
ということで根拠は弱いですが、私は「実在した説」を支持している一人です。
これまた私は生で見ていたので覚えていますが、全チャではっきりと引退宣言をされていました。
[ラディン氏] さよならリネージュ
これは強く印象に残っているので、一言一句間違いはないと思います。
このあとに続けていた言葉は残念ながらはっきりと覚えていませんが、「装備品を町のNPCなどに適当に詰めていく」というようなことを話されていました。
私はラディン氏と知り合いではなく、それまで話したこともありませんでしたが、なぜかこのときウィスパーを送っていました。
送った理由は自分でも謎です。忘れました。
印象に残っていた名前だったので、引退前に一回話してみたいな程度のノリだったのかもしれません。
彼は知名度の高いプレイヤーであったためにウィスパー対応で忙しかったと思いますが、ちゃんとこちらのウィスパーも返してくれました。
「さすがにもう飽きましたｗ」
引退の動機として、こう言われました。
で、私からは、ならば引退PKでも引退DKでもしたらいかが？ というようなことも申し上げました。
すると、
「PKもDKも飽きましたｗ」
こんな爽やかなお言葉が返ってきました。
つまり、もう遊び尽くしましたよということですね。
話していて、リネージュに未練がゼロであることがよく伝わってきました。
その後もおそらく復帰することはなかったと思います。
でも、半年程度のプレー期間でありながら多くのプレイヤーの記憶に残ったお人です。他のゲームに行ってからも、きっと活躍をされていたのではないでしょうか。
まずは名鑑の記載内容。
■ラディン氏 ナイト？ エルフ？
時事的にピッタリな名前で一躍有名になった人。
引退OEで+10Becを2作り40Mで売りに出し、買い手が付かず、蒸発させて引退。
+10Becが実在したかどうかは未確認。
時事ネタ
名鑑に書かれていたとおり、時事的にピッタリな名前で有名になった人です。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの首謀者とされたウサマ・ビン・ラディンから取った名前ですね。
私は、彼の名を全チャ（全体チャット）で見て、一発で覚えました。
同じような人は多かったと思います。
全チャで……といっても、彼は全チャ厨というわけではありません。見かけた全チャはほとんどトレードのものです。
普通の人の商売全チャはすぐ忘れますが、「ラディン氏」は一度見れば忘れない名前だったので、それで印象に残っていたわけです。
単に「ラディン」という名前は既に取られていたのか。それともニュースでは主に「ラディン氏」と表記されていたので「ラディン氏」にしたのか。そのあたりはわかりません。
ですが、「ラディン」よりも「ラディン氏」のほうがすぐに「あのラディンだ」となります。見る者に強烈なインパクトを与えました。
結果的には、その選択が彼を早い段階で有名人にした、ということになりそうです。
+10BECは実在した？
まずBECとは何ぞやとなりそうですが、ベク・ド・コルバンという槍武器です。いちおう今もリネージュおよびリネージュMには存在する武器であるはずです。βテストのころでは、狩りでは使えない武器とされていたものの、2セル攻撃ができる武器ということで主に戦争やボス狩りで使用されていました。
そのBECを、突如ラディン氏が+10を40Mで売りに出す事件が起きます。
時期は2002年の1月だったと思います。
名鑑には「引退OEで」と書かれていますが、私の記憶では、売り出された時期は彼の引退の日（後述）よりも前だったような気がします。
なので引退OEで作ったのかどうかは少々疑問に思っていますが、引退OEを引退日にしなければならないというルールもありません。本当に引退OEだったのかもしれません。
「Sell +10bec 40M wis plz」
この全チャを私も当時生で見ていましたが、売れていませんでした。
まあ当然です。このころは40Mも払える人なんていませんでしたので。
その後は名鑑に書かれているとおり、n-daiをさらに貼って蒸発したと風の噂で聞きました。
で。
当時話題になったのは、「+10BECなんてそもそも実在したのだろうか？」ということでした。
+9武器ですら希少な時代です。
+10武器は仕様上存在しえないという噂すらも流れていましたので、「+10BECというのはラディン氏のネタだったのではないか」という説もかなり有力とされていました。
焼失してしまったとなっては後から確かめる手段もありません。結局、当時の人たちにはわからないままということになっていました。
なので名鑑の管理人さんも「+10Becが実在したかどうかは未確認」としていたのだと思います。
ですが。
一つ、証言が存在しました。
それを紹介したいと思います。
このブログで取り上げているシリウス名鑑は、この手のサイトで一番古いものです。『初代シリウス名鑑』という言い方もされていました。
その後もシリウス名鑑の後追いサイトは多数存在しており、その中の一つに、ユーザーが口コミのようなかたちで投稿していくサイトがありました。
そしてそこのラディン氏の項目に、封島さんというおかたがコメントをされていました。
「+10BECは確かに存在しました」
そこにはそう書かれていたのです。
この封島さんというかたは『封島血盟』なる血盟を立ち上げて有名になったおかたです。
ラディン氏の所属クランは記憶が確かならば爆岡組。封島さんも爆岡組にゆかりのある人物だったはず（たぶん……）なので、信憑性が高い証言では？ と思います。
ということで根拠は弱いですが、私は「実在した説」を支持している一人です。
引退宣言
ラディン氏の活動期間は短く、正式サービス開始の前には引退をされていたと思います。これまた私は生で見ていたので覚えていますが、全チャではっきりと引退宣言をされていました。
[ラディン氏] さよならリネージュ
これは強く印象に残っているので、一言一句間違いはないと思います。
このあとに続けていた言葉は残念ながらはっきりと覚えていませんが、「装備品を町のNPCなどに適当に詰めていく」というようなことを話されていました。
私はラディン氏と知り合いではなく、それまで話したこともありませんでしたが、なぜかこのときウィスパーを送っていました。
送った理由は自分でも謎です。忘れました。
印象に残っていた名前だったので、引退前に一回話してみたいな程度のノリだったのかもしれません。
彼は知名度の高いプレイヤーであったためにウィスパー対応で忙しかったと思いますが、ちゃんとこちらのウィスパーも返してくれました。
「さすがにもう飽きましたｗ」
引退の動機として、こう言われました。
で、私からは、ならば引退PKでも引退DKでもしたらいかが？ というようなことも申し上げました。
すると、
「PKもDKも飽きましたｗ」
こんな爽やかなお言葉が返ってきました。
つまり、もう遊び尽くしましたよということですね。
話していて、リネージュに未練がゼロであることがよく伝わってきました。
その後もおそらく復帰することはなかったと思います。
でも、半年程度のプレー期間でありながら多くのプレイヤーの記憶に残ったお人です。他のゲームに行ってからも、きっと活躍をされていたのではないでしょうか。