LEXUS ‐ Lineageシリウス名鑑解説

今回のLineageシリウス名鑑解説は、「LEXUS」さんです。
まずは名鑑の管理人さんが書かれた内容です。
■LEXUS 君主
一時期猛威を振るった戦争クラン『Eternal Wish』の君主。
現在(2002年度)は戦争をひかえ、君主Lv50に向けて頑張っている模様。 

君主初のLV50達成者

LEXUSさんは君主初のLV50を達成したプレイヤーです。
名鑑が書かれた当時はまだLV49だったようですね。

名鑑には「君主Lv50に向けて頑張っている模様」とあります。
2002年当時、高レベルでありLV50に近い君主プレイヤーといえば、

 LEXUSさん
 シーリウスさん
 小泉純一郎さん

などが知られていました。
その中でも特にLEXUSさんは、

・USサーバー時代からプレーしており、仕様を熟知していた
・PCやネットワークの知識が豊富で環境が良かった
・圧倒的な接続時間を誇っていた

などの理由により、多くの人に本命視されていたように思います。
そして予想どおり、一番にゴールインして君主初LV50となりました。

ちなみに他の二名ですが、シーリウスさんはのちに別キャラで高LVプレイヤーとして有名となります。小泉純一郎さんのほうはその後も君主キャラを続け、度重なる切断死や会社勤務というハンデに耐えてLV50を達成し、サーバー中の喝采を浴びています。

クラン『Eternal Wish』の君主として

彼が代表者であった血盟『Eternal Wish』は、JPサーバーのベータテスト期間の初期に攻城戦を積極的におこなっていました。記憶が正しければ、反Gang同盟の一員としてChronos血盟などと共に、Gang系と戦っていたはずです。

ただ、攻城戦をしていた時期は長くはなく、リネージュのプレー人口が増えてきたときには既に普通の狩りクランになっていたため、Eternal Wish血盟に戦争クランという印象を持っていたプレイヤーはそんなに多くはなかったと思います。

(たぶん)ギラン倉庫右下のアジトを持っていたクランという覚え方をしていた人が圧倒的に多かったのではないでしょうか?
いい場所にありましたよね、あのアジト。

情報サイト『Eternal Lineage』管理人として

シリウス名鑑には大切な情報が記載されておりません。LEXUSさんは有名クランの代表者であり君主初のLV50であるということだけでなく、当時有名なLineage情報サイトを運営されていた人でもありました。

Lineageベータテスト期によく知られていた情報系サイトとしては、以下の三つがありました。

①Lineage Japan
ドサ健さんが運営されていたサイト。
ニュース記事やコラムが豊富だった記憶があります。

②Lineage攻略通信
まこまこさんが運営されていました。
とにかく「軽い」「見やすい」「読みやすい」ということで、回線速度が遅い人や文を読むのが苦手な人にも優しい情報サイトでした。
ご本人いわく、当時はホームページビルダーで作成していたとのこと。

③Eternal Lineage
このEternal Lineageが、LEXUSさん運営のサイトです。
(デザインは高頻度で変更されていました。画像は2004年当時のものです)
彼のWEB技術の知識が存分に生かされており、ステータスシミュレーターなどが置いてあったことが印象深いです。


これらの3サイトは、いずれも非常に秀逸な情報サイトでした。
どれも他のサイトに無い長所があったので、当時プレーしていた人たちは3サイト全てをチェックしながらプレーされていたのではないでしょうか?

つまり、当時多くの人がLEXUSさんに間接的にお世話になっていたということになります。
シリウス名鑑の管理人さんが知らなかったはずはないと思うのですが、あえて紹介文で触れなかったのはなぜなのか、謎です。
……単に忘れていただけでしょうか?

中の人は?

彼の人柄についても述べたいと思います。
はっきり言いまして、非常に癖の強い性格だったと思います。
良くも悪くも、選民意識やプライドが非常に高い印象でした。

某プレイヤーに絡まれていたときにこぼした、
「絡まれること自体は問題ないが、どこの誰だかわからん奴に絡まれても」(SSが消失していたので一言一句同じではないです)
というような愚痴は印象深かったです。もっと名のある人でないと自分と釣り合わないということのようでした。

またエルモア荒れ地の右端で『夜バフォ』(※注1)で狩りをしていたので、暗闇除去のツールを使用しているのでは? と指摘されたときの回答も強いインパクトがありました。
普通のプレイヤーですと、「いやみんなやってるし」というスピード違反者のような言い訳が始まるのですが、彼は違いました。
「現在その様にしている」(原文ママ)
という答えを返したのです。使っていますが何か? ということですね。
これは推測ですが、自分ならこの程度のことは許される程度に思っていた可能性はあるかもしれません。即日炎上となっていましたが……。

こんな感じでしたので、彼を嫌う人も少なからずいたと思います。
ですが、いかに癖が強かろうとも、LV・知識でプレイヤーを牽引した先行者として、そして情報系サイトの管理人として、彼の残した功績は非常に大きなものがありました。

ツールについては正直どうかと思いますが、当時リネサポ(※注2)の使用を公言する人がいるくらい外部ツール利用者が多かったので、それだけで彼の功績が全部消えるということにはならないでしょう。
名プレイヤーであったという事実は不変だと思いますよ。





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※注1
当時はバフォメット変身をすると攻撃モーションごとに画面が明るくなる仕様で、夜にバフォ変身で狩りをすると画面が激しくチカチカしました。
そしてそれを利用し、
自身は暗闇除去ツールでバフォ変身でも狩れる → 他のプレイヤーはチカチカを嫌って離れていく → 空いた狩り場で快適に狩れる
というようなことをやる人が後を絶ちませんでした。

※注2
リネージュサポートツール。
何やら色々な機能があった模様です。
落ち武者さんのHPに詳しく書いてありますので、ご興味のあるかたは参照願います。

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