Maxim ‐ Lineageシリウス名鑑解説

今回のLineageシリウス名鑑解説は、「Maxim」さんです。
まずは名鑑の管理人さんが書かれた内容です。
■Maxim ナイト
Lv50+。
ハイネで談話しているところを見ると、意外にお茶目な様子。
結構リクエストに応えてナイトのEB姿を見せてくれたりしている。

おそらく日本人初のLV50達成者

Maximさんはシリウスサーバーにおいて、Kenrangさん、GrePeaceさんに続いてLV50を達成したと思われるプレイヤーです。KenrangさんとGrePeaceさんは韓国のおかたなので、Maximさんは日本人初のLV50達成者であると言えそうです。

まだ当時は火山が実装されておらず、彼はDVビーチとDVCでLV上げをしていたそうでしたが、どちらも人気狩り場で混んでいたため、相当大変だったはずです。
獲得経験値は1hで0.4%出れば御の字という感じだったのではないでしょうか。しかも当時は経験値の小数点表示もなかったため、狩れども狩れども経験値が動かない。そんな中でのLV50達成は本当に頭が下がります。

一転、LV50~LV52はスローペースだった

LV50達成ということでMaximさんは一躍時の人となるわけですが、その後はリアル事情もあって接続時間が減り、とにかく無理のないマイペースな経験値稼ぎをされていたように思います。
あとからLV50になったかたが次々とLV51、LV52を達成されていく中でも、焦っているような様子もまったくなく、新しく実装されていた火山で、毎日少しずつ経験値を貯めていました。

記憶が正しければ、朝の4時か5時?~7時くらいまでが彼のLV50達成以降のプレー時間だったと思います。経験値を1%上げたらログアウトするというルーチンになっていたようですね。

実は気性が荒めの人

Maximさんは知名度の高いプレイヤーではありましたが、(特にLV49以降は)あまりゲーム内で交友範囲を広げていくスタイルではなかったようなので、その人柄をゲーム内で確認する機会があった人はさほど多くなかったと考えられます。

しかしながら、彼のインタビュー記事が情報系サイト『LineageJapan』に掲載されていたため、それを通して彼がどのような人物であるかを想像することは可能だったのではないでしょうか。

少し引用します。
他のレベル50+プレイヤー(国内、国外それぞれ)についてどう思いますか?
また尊敬しているプレイヤー、ライバルプレイヤーなどはいますか?
(具体的な名前ではなく例えばアイテムを落としたときに一緒に探してくれた人とかタイプでもいいです。プレイヤーの名前は伏せるか伏せないか自由に)
また軽蔑する、敬遠するプレイヤーとはどういうタイプのプレイヤーですか?
(例えばボスに魔法使うなというナイトや、火山でeb撃ちまくるサモナー、オールチャットを私用に使う目立ちたがり屋など、名前は出されても半分伏せます)

A.
他のLV50の人には、皆がんばってるな―ぐらいか。
俺が唯一尊敬するのは「SwordKing」だけだよ。ドラゴンスレイヤーを所持しているが、他のプレイヤーに対して卑怯だからと言う理由で使わないような人だ。
軽蔑するプレイヤーは自己中とか無遠慮で卑怯等(まんま俺)など、あと例に載ってるような奴(含むR*ns)
対人についてはどうでしょう? 死ぬリスクがあるから戦争やPKなどやりづらい?
またレベル上げの最中に対人はどうでしたか? 戦争に参加しながらレベル上げをしたとか変なのに目をつけられて妨害されたなどの体験談を教えてください。

A.
さすがにLV49になってLV50目指そうと思うと戦争には参加できないけど、それとPKしないのは別。邪魔する奴には徹底抗戦するべき。
詳しくは割愛するけど、ある人とかなり長い間戦ってた。今は仲直りしてるけどね。拳で始まる友情って有るんだなー。
どうですか。だいたいどんな人か想像できますか。

幸いなことに、私はMaximさんがLV51だったころに狩り場が少しかぶることになりました。
仲のよい友人というまでの関係ではありませんでしたが、毎朝挨拶を交わして時々会話もしていましたので、彼の性格がイメージどおりなのか確認する機会には比較的恵まれていたと思います。

個人的には、本当にインタビュー記事から想像できるような人柄だったと思っています。
もちろん名鑑の管理人さんがおっしゃるようなお茶目な面もありましたが、基本的には真面目で、男臭さや良い意味での青臭さも感じる青年、という印象でした。

そしてやはり少し……いや、かなり、気性の荒い面がある人物だなという感じでした。
どれくらいかというと、挑発されて頭に血が上り、誰が見てもわかる明らかな捨てキャラをPKして赤ネームになるくらいには荒かったです。

その割には、プレーはマイペース。毎日きちっとルーチンはこなす。
気性は不安定なのにプレーは安定しているという、少し変わったタイプだったようです。
SSが残っていました。

「この世界は全ての人が主人公」

LV52達成後、Maximさんはリネージュから徐々に離れていきました。
彼はUSサーバーからプレーしていた古株組でしたので、このゲームをやり切ったうえでの卒業と言えるでしょう。

リネージュから遠ざかったあとに何をしていたのか。それについては本人がのちにリネージュに遊びに来ていたときに少し聞いていますが、ややプライベートな内容でしたのでここに書くのは控えたいと思います。

最後に、Maximさんのインタビュー記事からもう一つ引用します。
インタビュアー(ドサ健さん)からの、「LV50到達者から最後に一言」という質問に対する回答の一部です。
この世界では全ての人が主人公だ。名を上げるのも、埋もれていくのも自由。全ては貴方の心の感じたままに、物語を作り動かして行く。貴方はこの世界に何を求める?
当時この言葉は、多くのプレイヤーに刺さったのではないでしょうか。


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